30代、40代、50代の方で若い時に「格闘技をやってみたい!」と思ったことがあるあなた!
今からでも遅くはありません。
50代からでも強くなれる格闘技を始めてみましょう。
53歳からボクシングをはじめて2年近くが経過しました。
現在55歳の私が入会しているボクシングジムに20代の方はほとんどいません。
年代としては30代が一番多いです。次に40代です。50代は私を含めて15名ほどいます。
先日も58歳の方が入会しました。
まさに中高年専用のボクシングジムといっても過言ではありません。
とはいうものの、16歳や18歳の女子高校生もいたりします。大学生や中学生の男子もいます。
70歳からでも始められるボクシング
そんなボクシングジムでの最高齢は70歳ですよ。70歳!
その70歳の方はぎこちないながらも、シャドーボクシングをしっかりとやっています。
先日は70歳の方のパーリングを2ラウンドつとめさせていただきました。
現在55歳でも「あと15年はボクシングできるじゃん!」と、70歳の方にはやる気をもらいました。
なにかを始めるのに遅いということはありませんね。
30代、40代、50代の男女におすすめの格闘技は?
中高年ができる格闘技はボクシングをおすすめします。
格闘技をやるなら「ボクシングかキックボクシングだな」と決めていました。
K1とかPRIDEの全盛時をみてきましたので、そりゃ蹴りも使えた方がいいとも思いました。
でも、とりあえずはボクシングテクニックを身に付けた方がいいかなと考えました。
なぜならPRIDE全盛時の吉田秀彦が桜庭和志レベルのボクシング技術があれば、もっと強くなれたはずです。
ヒョードルにも勝てたかもしれません。
そんな考えを持っていたこともあり、ボクシングにしぼって勤務先近辺でジムを探していました。
中高年にキックボクシングはおすすめできない
キックボクシングを避けた理由はもうひとつあります。開脚が苦手な私はキレイな蹴りが出せません。
柔軟性が足りなさすぎるため、キックはやめてボクシングにしました。
ボクシングはフットワークやステップの技術が豊富です。
なにより切り返しのステップや軽やかなフットワークがかなりかっこいいです。
それでボクシングを選びました。
ボクシングジムにして正解でした。
ジムの掛け持ちも可能
ちなみにジムにはボクシングもやってキックボクシングジムにも、通っているという若い会員さんがいます。
いろんな技術を習いたいなら格闘技の掛け持ちもありです。
ジムや道場に通うのはハードルが高い
私が少年から20代前半を過ごした実家の近くには空手道場がありました。歩いて1、2分の場所なのに入会しませんでした。
20代、30代のうちはまだまだ遊びたいですし、格闘技道場やジムへ行くにはお金もかかります。
さらには仕事が忙しくて休日ぐらいは家で休みたいとう人も多いでしょう。
なんやかんやで格闘技ジムに入会するのはハードルが高いです。
ですので、20代ぐらいの若い方は入会してもやめてしまうパターンが多いです。
でも30代の中ごろあたりから仕事以外の時間ができます。その理由は友人、知人が結婚して子供ができたりします。
すると飲みに行くとか男同士で遊ぶ頻度が減ります。
ですので、趣味がない中高年なんていったら家でゴロゴロすることになります。
そんな自宅でゴロゴロまったりしたい方でもです。
短い時間でも練習することが大事
休みの日に1時間だけジムに行くということも可能です。
私が入会しているボクシングジムは1時間ぐらいで帰る方が圧倒的に多いです。1時間以内で終わる方もいます。
自分が決めたメニューを淡々とこなして練習終了です。
ジムへの行き帰りと着替えの時間などを含めるとざっと2時間ぐらいです。
1日のうちのたった2時間です。
また県外や市外からやって来られる人も多くいます。
1時間でも練習することで着実にスタミナがつき技術は上達します。
40代以上の方で今まさに格闘技を習おうかと考えているあなたは、意を決して希望する格闘技のジムで体験入会に申し込んでみてください。
家族を守る為の護身術
最近は煽り運転やナイフを振り回す事件が増えてきましたよね。
格闘技はそんな世の中で自分と家族を守る護身術としても活躍します。
私も体力がある若い時から始めておけばよかったと後悔しています。
せめて40歳から始めておきたかったです。
日本の古武術や柔術もおすすめ
私個人としては柔術か古武術も習いたいと考えています。
投げや当て身のある日本伝統の古武術、それと寝技系の柔術も年齢に関係なくやれる格闘技です。
投げや寝技系の技はテコの原理を応用する技が多い為、「若くてパワーがある」とか「体がデカい」ということが、あまり関係ない格闘技です。
力が強くて身長が高いにこしたことはありませんが、40代、50代、60代でもできます。
40代、50代が懸念する体力の問題
多くの中高年の方がボクシングを始めるとなれば、まず最初に体力の弱さが気になるのではないでしょうか?
加齢とともに体力は落ちてきます。これはしょうがないことです。誰もが通る道です。
でも、習い始めは体力的にキツイのは確かです。
でもスタミナは練習を重ねるうちにある程度ついてきます。
私は長年ジョギングをしていましたので、スタミナにはかなり自信がありました。
でもボクシングの練習は無酸素運動に近いですから最初のうちは相当きついです。
激しいトレーニングで強烈な頭痛を経験
わたしは超ハードだった練習後に頭が割れるぐらいの痛みが出て病院へ行ったことがあります。
頭痛の原因は激しい運動をすると血流が急に良くなり、血管が膨らんで神経に触れるそうです。それが痛みの原因です。
病院では痛み止めを処方してもらいました。今のところ頭痛が出たのは3回です。
ボクシングの練習はタバタプロトコル
ボクシングのスタミナをつけるにはジョギングというよりかは、タバタ式のトレーニングに近いです。
ボクシングの練習は3分間動いて1分休憩です。タバタみたいに高強度な運動と休みを繰り返します。
サンドバックを3分間打って1分休みます。ミット打ちを3分やって1分休みです。これを繰り返しますのでまさにタバタ式トレーニングです。
タバタプロトコルの詳細の記事は下記からどうぞ。
ボクシングのスタミナをつけるのは
ボクシングはスタミナのスポーツです。
いくらボクシングが上手くても1ラウンドでヘロヘロになってては意味がありません。
スタミナ切れでボコボコにされます。
私がボクシングを始めて一番に感じることはスタミナと筋持久力の無さです。
ボクシングがヘタでもスタミナがあり、ディフェンスさえしっかりできていれば、マスボクシングやスパーリングは成立します。
スタミナをつけるコツ
ボクシングのスタミナを上げるにはボクシングでつけるのが手っ取り早いです。
縄跳びやランニング、ダッシュも重要な要素ではあります。
でもです。例えば、マスボクシングやスパーリングなどの対人練習のスタミナをつけるのは、対人練習のラウンド数を重ねるのが一番です。
ボクシングはガードを上げて3分間パンチを出し続けなくていけません。初心者のうちはガードを上げておくだけでも大変です。
戦うためのスタミナは戦ってつけるのが正解です。
私はこれを実践しています。
私が入会しているジムではマスボクシングやミット打ちは、2ラウンドで行うのが通例となっています。
でも早くスタミナをつけたい私は3ラウンドやって自分を追い込む時がたまにあります。
また休憩を短くしてマスボクシングやミット打ちを行います。
ある程度体力の限界を超えておくとスタミナが早くつきます。
ということで私の練習スケジュールは一週間に6日通っています。
平日が1時間半から2時間、土日祝日は3時間から4時間です。時には5時間やることもあります。
ボクシングの練習は3時間やると大体1000キロカロリー以上消費します。
週に1回か2回しかジムにいけない人でもです。1日3時間ほど練習を行えば強くなってダイエットもできます。
強くなってダイエットもできるなんて最高ですよ。
筋持久力も重要
ボクシングはスタミナ同じぐらい筋持久力も重要です。
ジムに入会してひと月ぐらい経過しますと「パーリング」をやります。
パーリングとは相手のパンチを自分のグローブではたく対人練習です。
筋持久力はパンチを出し続けるための持久力です。この筋持久力は今でも私の課題です。
対人練習をやる時は左肩と腕が重くなります。
構えがオーソドックスの場合は左ジャブを出し続けます。それにフックやアッパー、ボディを狙いにいきます。
ですので左腕を酷使します。
筋持久力をつけるには対人練習の場数を踏むと同時に、1kgの鉄アレイでシャドーボクシングをするといいです。
無理だと思えば退会すればいい
もし思ったよりも練習がきつくて体力が続きそうもないなら、ジムを退会すればいいだけです。
誰にも責められません。
普通の50代だったら続きませんもん。
ジムへの入会から数年が経過して50代になった方なら心配ないですが、50代で初心者なら無理すればケガの心配もあります。
マイペースで練習していきましょう。
チケット制を使うメリット
1回の練習で〇〇〇〇円というチケット制のジムも多くあります。
チケット制ならいつでも気が向いた時に練習ができます。
「真夏の練習はさすがにキツイぞ!」っと思われる方は、秋から春にかけてチケットを使い都合のいい日に練習が可能です。
まとめ
働き盛りの忙しい40代、50代の方がボクシングなどの格闘技を始めるのは、体力や気力の面も含めて難しいかもしれません。
でも、いざ始めてみると面白くてハマる人がいると思われます。
私は真冬に雪が降ろうが35度の猛暑日でもジムにいきます。
それだけボクシングにドハマりしています。面白くてやめられません。