炭水化物を減らす糖質制限は劇的に体重が落とせます!
私の場合は体脂肪率がわずか1週間で1%減少し、1ヵ月で3%も落ちました。今も体脂肪率と体重は落ち続けています。
炭水化物抜きダイエットはしくじります
そんな短期間に痩せる効果抜群の糖質制限ダイエットですが、気を付けなきゃいけない点がひとつあります。
それは、炭水化物を抜いて一気に痩せようとしてしまうことです。
炭水化物は体に必要な3大栄養素のひとつですので、主食であるご飯やパン、麺類を一切食べないという荒っぽいダイエットは危険です。
糖質制限をやってみると面白いように痩せていく為、それがエスカレートしていって炭水化物を抜いてしまう人が多いようです。
そうすると、体に害を及ぼす可能性が高まりますので、糖質制限をやってみようと考えているあなたは気を付けてください。
糖質の減らし過ぎはヤバい
しっかりとした栄養管理をしないまま、炭水化物を完全に抜いてしまい、糖質を減らし過ぎて1日の摂取量が50g以下になりますと、ケトン体という代謝物が増えて血管を傷つける恐れがあります。
さらには血栓ができやすくなり、「脳梗塞」や「心筋梗塞」を発症する可能性もあります。
炭水化物抜きダイエットで起こる体臭
ケトン体は体臭をキツくすると言われています。炭水化物抜きダイエットは体が臭くなるというのは有名な話ですが、これにはちゃんとした原因があります。
炭水化物を一切食べないハードな糖質制限を行うと、体内では糖が不足してきます。
体はその不足した糖の代わりに脂肪をエネルギーとして消費しようとします。
ニオイの元はケトン臭
この時にワキガの元となるケトン臭が発生します。
ケトン臭は汗やオシッコ、口臭などのニオイまで悪化させるそうです。これに加齢臭が混じったらどうなることやらです。
痩せる方法は他にいくらでもあるわけですので、わざわざ悪臭を放ってまで炭水化物を抜く必要はありません。
炭水化物を抜くとリバウンドしやすくなる
糖質やカロリーは適切に摂取しないと、「筋肉になる分のカロリーもカット」しちゃいます。
すると、筋肉量が減り代謝が落ちしてしまいリバウンドしやすくなります。
それに、炭水化物抜きダイエットを行って、普通の食事に戻したらこれまたリバウンドします。
炭水化物抜きダイエットは諸刃の剣です。
短期間で痩せやすいのと同時にリバウンドしやすく、健康を害する可能性もあります
。糖質制限は正しく行えば効果的に痩せますので、 血管を守りリバウンドしないよう必要な栄養やタンパク質を摂って健康的に痩せましょう。
私は日頃から動物性と植物性両方のタンパク質を積極的に摂るように心がるようにしています。
通常の食事以外に、酒のつまみもタンパク質が豊富な以下の食品を中心に食べます。
筋トレ後と寝る前には「ホエイプロテイン」をプラスアルファで飲んでいます。
食品(100gあたり) | カロリー(kcal) | タンパク質(g) |
カツオの刺身 | 114 | 26 |
マグロの刺身 | 108 | 23 |
ローストビーフ | 196 | 22 |
コンビーフ | 136 | 19.5 |
チャーシュー | 172 | 19 |
イカ | 88 | 18 |
タコ | 99 | 16.5 |
マグロやカツオなどの魚介類は優秀です。イカ、タコも低カロリー高タンパクです。
リバウンドさせないダイエットに欠かせない食べ物です。私は酒のツマミを買うときは、とにもかくにも、タンパク質の含有量を見ます。
ローストビーフのようにカロリーが多少高くても、タンパク質が多ければそれを買うようにしています。
安全で正しい糖質制限ダイエット
糖質の適切な摂取量は1日70g~120gを目安として、1食につき40gの摂取が理想です。
ご飯なら茶碗に軽く半分、食パンなら一枚です。そして、糖質を抜いた分のカロリーはタンパク質などで補う必要があります。
白米の代わりにマンナンご飯を食べれば痩せる
白米を減らす代わりに「玄米」や「マンナンご飯」を食べるという手もあります。
マンナンご飯につきましては、「炭水化物をカットする糖質制限ダイエットのやり方」などもあわせてお読みください。
以上のように私が行った糖質制限は効果てきめんでしたが、それと同時に恐怖の腹ペコ地獄が待っていました。
トータルの食事量と炭水化物のご飯を減らした為、腹持ちが悪くもの凄くお腹が減ります。
夜中にお腹が減って起きてしまったり、一度トイレに起きると腹が減っててなかなか眠れなくなったりしていました。
過去に一度だけちょっとした食事制限をしたことがあったのですが、その時は腹ペコに耐え切れず3日間ぐらいで止めてしまいました。
その時のツライ経験があった為、ダイエットを始めると決めた時に食事制限をする予定はありませんでした。
そういう経緯がありまして、まずはジョギングでダイエットしようということになりましたが、なかなか痩せませんでしたので、苦渋の決断をして食事制限を開始した次第です。
食事制限の腹ペコ地獄を解消するには ⇒ 我慢知らずのダイエット術!ツラい空腹感を紛らわす太らないおやつ6選
単品ダイエットの間違い
世の中「〇〇だけダイエット」が氾濫しています。よくあるのがリンゴダイエットやバナナダイエットなどです。
朝食をリンゴやバナナに置き換えているやり方ならまだしも、中には特定の単品だけしか食べない人います。炭水化物を抜くどころじゃなく、まともな食事を食べていないのです。
さすがに同じ食品だけしか食べないっていうのは、栄養の偏り過ぎではないでしょうか。
3日間とか短い期間なら問題なさそうです。
でも、長期に渡たって単品ダイエットを続けると、栄養の偏りは元より筋肉が落ちちゃって痩せている訳ですから、太りやすく痩せにくい最悪の体に仕上がります。
成人男性に必要な1日の摂取カロリーはおよそ1800〜2200kcalです。
年齢や体格、身体活動レベルにもよりますが、これ以下になると筋肉量は落ちてきます。
糖質制限ダイエット成功のコツ
ダイエットの方法は世の中にたくさんあります。
最近では、炭水化物を抜いてステーキだけを食べる「ステーキダイエット」がメディアで取り上げられています。
筋肉に必要なタンパク質は十分に確保できていることから、リンゴだけダイエットなどよりはだいぶマシです。
それでも、リンゴ同様に栄養は偏り過ぎています。
肉類の摂り過ぎは「大腸がん」のリスクを上げます。健康維持の目的もあってダイエットしているのに、健康を害するような痩せ方をしていることになります。
糖質制限をはじめ有酸素運動のウォーキングや置き換えダイエットなど、どんなダイエットで痩せるにしても、リバウンドを防ぎながら健康的に痩せるには、必要な「栄養素」をバランス良く摂取して、基礎代謝を上げる為の筋肉は維持しながら、余分な脂肪だけを落とすのが理想です。
これがダイエットに成功する一番のコツです。この基本原則だけは忘れないで体重を落としていきましょう。