髪の毛をシャンプーしないという湯シャンというのを始めました。
昔からある都市伝説で「ホームレスにハゲはいない」という説があります。たしかにホームレスのハゲは見た記憶がありません。ハゲどころか散髪に行かないからロン毛が多いですよね。
湯シャンとは?
湯シャンとは、シャンプーなどの洗浄剤を使用せず、お湯またはぬるま湯だけを使って髪を洗う方法です。
湯シャンのメリット
湯シャンには以下のようなメリットがあります:
- フケや乾燥を抑える
- 皮脂の過剰分泌を抑える
- 湿疹やかゆみを軽減する
- 頭皮の環境を整える
- 薄毛対策になる
湯シャンのメリットのひとつとしては、フケやかゆみ乾燥などの悩みを解決できることです。通常のシャンプーの役割は髪の毛や頭皮の汚れを洗浄することだけがメインの目的です。頭皮の健康を保つことはほぼ考えられていません。
さらにシャンプーには強い強い洗浄成分が配合されており、この洗浄成分が頭皮の状態を悪化させ、乾燥やフケ、かゆみを引き起こす原因となりえます。
一方で湯シャンはお湯やぬるま湯のみを使用するため、頭皮に過度なダメージを与えずに髪の毛が洗えます。
余分な皮脂分泌を抑える
皮脂の過剰分泌を抑える点も湯シャンの利点です。強力な洗浄力を持つシャンプーは、汚れや皮脂を効果的に落とす反面、頭皮を保護するために必要な皮脂まで洗い流してしまうことがあります。
これにより、皮脂の過剰分泌が引き起こされます。一方、湯シャンは適度な皮脂を保持するため、過剰な皮脂分泌を防ぎます。
また、湯シャンは頭皮の湿疹やかゆみを軽減できる点も魅力です。市販のシャンプーには刺激の強い成分が含まれることがあり、頭皮に小さな傷がある場合にかゆみを引き起こすことがあります。
また、シャンプーによる皮脂の過剰洗浄により、常在菌であるマラセチアの異常増殖が引き起こされ、脂漏性湿疹(しろうせいひふえん)のリスクが高まります。湯シャンを行うことで、これらの問題を軽減できます。
わたしは脂漏性湿疹にかかってしまい、皮膚科で塗り薬をもらったことがあります。
湯シャンは頭皮環境の調整や皮脂分泌のコントロールなどの効果が期待できますが、その効果を実感するまでには時間がかかることがあります。髪の毛にはヘアサイクルと呼ばれる周期があり、おおよそ2年から5年(女性の場合は3年から6年)で一巡します。
また、頭皮も新陳代謝(ターンオーバー)の周期があるため、湯シャンの効果を実感するまでには個人差があり、数週間程度の継続が重要です。
湯シャンは頭皮環境を整える効果が期待できますが、実感するまでに時間がかかることを覚えておきましょう。良好な頭皮環境は皮脂と水分のバランスが取れ、頭皮の血液循環がスムーズである状態を指します。
湯シャンを正しく行うことで、このバランスを保つのに役立ち、頭皮のバリア機能を強化し、血流を促進することにもつながります。湯シャンは特定の人に向いており、向いていない人も存在します。
自身の皮脂分泌や頭皮の状態に合わせて湯シャンを検討することが大切です。湯シャンを行う際には、以下のポイントを考慮して正しい方法で行うことが重要です。
- シャンプーの回数を徐々に減らす: 湯シャンを始める際に、シャンプーの回数を徐々に減らして移行することが良いです。急に切り替えると、皮脂の分泌量が調整できなくなる可能性があります。最初は1日おきに湯シャンと通常のシャンプーを交互に行うことを検討しましょう。
- シャンプー前にブラッシングで汚れを落とす: 湯シャンを行う前に、ブラッシングを使用して髪や頭皮の汚れやホコリをしっかり落としましょう。湯シャンではシャンプーのような洗浄力がないため、事前のブラッシングが重要です。
髪の毛がしっとりしてパサつかない
私が一番効果を感じたのは2点ありまして、1点目は髪の毛のパサつきがなくなったことです。髪の毛がしっとり感があって、朝のヘアセットがしやすくなり決まりやすくもなりました。
顔のTゾーンの皮脂分泌が抑えられる
2点目は顔の皮脂分泌が明らかに少なくなりました。シャンプーをした場合はTゾーンが皮脂脂でべっとりしているのですが、湯シャンをした場合は顔のベタつきが少ないのを実感します。
前述した皮脂分泌が抑えられるというのを実感しました。
湯シャンのデメリット
湯シャンのデメリットはズバリ!頭のニオイです。
自分でニオイは感じませんが、嫁さんから「あ!ニオう!」と言われました。ニオイを指摘されてからは3日1回ぐらいの割合で無添加シャンプーで洗髪しています。
※あくまでも個人的な感想です。どなたでも効果があるわけではありません。ご了承くださいませ。