半月板損傷についての治療及びリハビリの方法を書かせていただきます。
ズバリ!半月板損傷の痛みは治ります。ただし重症化や慢性化している場合は別です。
軽症と診断されたケースならば、痛みを取る方法はリハビリです。リハビリでも治らない場合は、ヒアルロン酸注射という手があります。
では、詳しく説明していきます。
半月板損傷とは?
半月板はアルファベット「C」の形をしていて外側と内側に2つあります。ヒザの関節の間にある軟骨で「クッション」の役割を果たしています。
ヒザの大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)の間にあります。ヒザに乗っかかる荷重を分散したり、ジャンプした時などの衝撃を吸収する働きをします。
半月板損傷とは、文字通りヒザの半月板が損傷してしまう病気です。この半月板が損傷して傷ができると、ひざに痛みが生じたり、水がたまるなどの症状が出ます。
スポーツをやっている人はもちろんのこと、運動をしていなくても若者から高齢者まで発症します。治療せずに慢性化すると、「変形性膝関節症」を引き起こす可能性があります。そうなると 大がかりな手術が必要になることもあります。
半月板損傷の治療方法は?
「半月板損傷」の治療には2種類あります。
- 保存療法
- 手術療法
保存療法はひたすら安静にしたり、ヒアルロン酸注射や抗炎症薬などの痛み止めやシップなどの薬物療法と、筋トレや柔軟運動などのリハビリテーションなどを行います。
これら保存療法を行っても痛みが収まらなかったり、関節の違和感、ヒザが動かなくなる「ロッキング」や「引っかかり感」などの症状が続く場合には手術を行います。
ただし、手術は損傷した傷が1センチ以上と大きい場合、もしくは自然治癒が難しそうな場合に限り、最終手段で手術が検討されます。
手術は損傷した部分を切り取る切除術と、損傷した部分を縫い合わせる縫合術があります。
術式は「関節鏡」を使用した鏡視下手術を行います。
半月板を痛める原因
半月板損傷になる主な原因は、ヒザに体重がかかった状態でヒザをひねるなどの動作をすることで起ります。
わたしの場合はボクシングの練習で鏡に向かってシャドーボクシングをしてた時です。左足に体重を乗せて右にくるっとピポットターンをした時にヒザをひねりました。
この時はヒザの両サイドあたりにピリッとした軽い痛みが走りました。ただ歩いたりボクシングをしてても平気でした。
ところがです。それから約2ヶ月後の土曜日のことです。ジムで3時間の練習を終えてから駅に向かって歩きだすと、ひざ下に強烈な痛みが出ました。
「しまった!痛めてたところをさらに痛めた!」練習し過ぎたと後悔の念に駆られました。
この時は歩くのもつらい状態でしたので、翌日スポーツクリニックと名が付いた整形外科で診察してもらいました。
担当医師にボクシングの練習中にひねったと説明。診察台に寝転んで先生が左膝を左右に曲げて痛い状態を確認。
クリニックでMRIとレントゲン撮影
ひざが「かなり腫れてますね」と言われて、その後レントゲンを撮りました。幸い骨には異常ないとの診断。でも先生の見立てでは「半月板」が怪しいとのことで「MRI」を撮りましょうとなりました。
この日はMR Iの予約をして足を引きずり帰りました。1週間後にMRIを受けた結果は「半月板損傷」ということでした。
自分の半月板にはキレイに亀裂が走っていました。先生からは違うスポーツを選択選択肢に入れた方がいいかもと告げられました。
「えぇえ!ボクシングできなくなるのかぁ!?」と焦りまくりました。
で、治療方法は冒頭でもお伝えした「リハビリ」がメインでそれでも良くならなければ、「ヒアルロン注射」を打つということでした。
手術などは日常生活に支障がある方やスポーツ選手がするレベルです。軽症の場合は保存療法のリハビリです。
ヒザの痛みが引いてきた
そんなこんなでボクシングができなくなるかも?という凹んだ状態で約10日が経った頃です。「あれ?ヒザが痛くないぞ」ってなりました。なぜだか痛みがおさまってきました。
歩く時も痛くありません。少し違和感がある程度までになりました。
これならボクシングできるぜぃ!と心でガッツポーズしました。
自分にとってのボクシングというのは、ストレス解消などの憩いの場として機能していましたので、絶対にやめたくありません。
ボクシングの練習に復帰
実際にジムで練習しても痛みは出ませんでした。激しいミット打ちやマスボクシングやマススパーリングでも痛みは出ませんでした。
とにかく足をひねる動作さえしなければ大丈夫だとわかりました
ガチで良かったです。いい年して「ロマチェンコ」みたいなフットワークを使うなということかもしれません。
フットワークを使うのは控えめにします。
それにしてもラッキーでした。危うくボクシングできなくなるところでした。再起不能になるとこでした。
半月板損傷のリハビリ
ただ痛みが減ってもリハビリには行かなくてはなりません。
このリハビリが結構大変なのです。