ようやく「井上尚弥VSスティーブン・フルトン」の試合が正式発表されました。
もう今からワクワクしとります。
敵地で戦うのはデメリットがあります、なのにフルトンはよく試合を受けてくれました。周りの関係者は全員反対してたといいます。バトラーと同じで逃げなかったのは賞賛に値します。
誰と戦ったかで評価される現代ボクシング
フルトンは気が強い選手ですので、逃げたと言われたくなかったんだと思います。今の時代はボクシング団体が乱立して「スーパー王者」だとか「レギュラー王者」などがいてチャンピオンが大勢います。
ですので、世界チャンピオンになったとてです。誰と戦ったかで評価が変ります。勝てそうな相手を選んで戦っていては「強者」と認められませんし、リング誌の「パウンドフォーパウンド」の上位には上がれません。
今回ベルトを返上した井岡選手は4階級制覇しています。なのに「パウンドフォーパウンド」上位にランクインしていません。
だけども「パウンドフォーパウンド1位」になったことがあり、1階級下のバンタム級とはいえ「4団体統一チャンピオン」の挑戦を受ければ、負けたとしても称えられるはずです。
お金と名誉の両方が得られということです。負けたとしてもフェザー級に行くだけです。
試合予想
格闘技好きでボクシングを少しかじってる身として、井上チャンプをひいき目で試合展開の予想をしたいと思います。
まずもって井上尚弥選手は、これまで異次元の戦いをしています。とりわけ、当て感と逃げ感がエゲツないです。さらにはあのスピードです。
階級を上げたらスピードが落ちるという識者は多いです。でも井上選手はスーパーバンタムに上がっでもスピードは落ちません。今より速くはなりませんが、落ちることはないはずです。そういう練習をするのが井上尚弥というモンスターです。
あのパッキャオもスピードが落ちませんでしたので、あれだけの快挙を達成できました。井上選手もそれは理解しています。
アウトボクサー対策
フルトンは典型的なアウトボクサーですので、距離をとってジャブをペチペチと当ててきます。距離が近くなったらばクリンチをしてポイントを稼ぐタイプです。
アウトボクサーと聞いて危惧するのは、『カネロ・アルバレスVSエリスランディ・ララ』の試合のような展開は怖いです。この試合はカネロが負けててもおかしくない試合でした。
ララの打っては離れてクリンチしての繰り返しの戦法に関して、カネロが「私はマラソンをしに来たわけじゃない」と皮肉を言うぐらいでしたから、相当やりずらかったのだと思います。この試合でカネロは塩漬けにされてしまいました。
でもフルトンは前回の試合で結構パンチをもらっていました。ララほどの「逃げテクニック」はないとみています。そしてパンチ力はありません。井上チャンピオンなら1,2ラウンドで空間と力量を計り、一方的な試合になると予想します。
クリンチ対策
井上選手はクリンチされても、うまくスペースを作って強打が打てます。過去にも近距離の攻防で足と身体を上手く使いパンチを当てるシーンが何度もありました。
例えアウトボックスされても強い足腰を活かしたあの追い足を使い、左フック→右ボディ→左フックなどのコンビネーションを叩きこむことでしょう。
リーチや身長など体格差の問題
1階級上のスーパーバンタム級だとフレームの違いで、リーチ差や相手の耐久力やパンチ力が変り苦戦するのでは?という論調も目立ちます。フルトン本人も「奴は小さすぎる」と井上チャンプのことを語っています。
まあ、でも本人の体重も増えるワケで、身長差だけでいえばフルトンよりドネアのほうが大きいのです。スーパーバンタムまでは体格差は問題ないでしょう。体格差が出るのはフェザー級からです。ですので、中盤あたりでKO勝ちを期待しています。
そして今回のフルトン戦は「勝ちに徹する戦い」をすると語りました。KOでなくてもとにかく勝つと語ったモンスターはどういう戦いをするのかも楽しみです。
気が早いですが、フルトンに勝ってもう一人のWBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級統一王者の「アフマダリエフ」と、4団体統一戦をラスベガスあたりでやってほしいです。
これに勝てばボクシング史上初!2階級での4団体統一という新たな称号が手に入ります。
井上尚弥 vs. フルトン戦は5月7日横浜アリーナで決定! 新サービス『Lemino』で独占無料配信
3月6日、井上尚弥のスーパーバンタム級転級初戦となる、WBC・WBO同級統一王者スティーブン・フルトンとの対戦が、5月7日、横浜アリーナで行われることが正式に決まった。同王座戦を独占中継するNTTドコモの新サービス『Lemino』の発表会見で明かされた。
『WBC・WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王座戦 スティーブン・フルトン vs. 井上尚弥』の日程、放送配信先について紹介する。
井上尚弥の記者会見ほぼノーカット動画
WBC・WBOスーパーバンタム級王座戦試合日程
フルトン vs. 井上尚弥 WBC・WBOスーパーバンタム級王座戦:日程・チケット情報
- 開催日時:2023年5月7日(日)
- 開演時間:未定
- 試合会場:横浜アリーナ(神奈川県横浜市港北区新横浜)
- チケット情報:未定
現時点でチケット情報、開場・開演時間については未定です。
放送はNTTドコモ提供『Lemino』でライブ配信予定
配信日時:2023年5月7日(日)開始時間不明
配信媒体:『Lemino』独占無料ライブ配信
番組名称:NTTドコモ Presents WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ スティーブン・フルトン VS 井上 尚弥 -streaming on Lemino-
井上尚弥対スティーブン・フルトン戦は、NTTドコモが新しく提供する動画配信サービス『Lemino』で独占無料生配信されます。配信開始時間は未定です。
未定の項目は順次発表がされます。